絞り値(F値)の違いによる写真の違いを見てみましょう。
まずはこの写真を見てください。F8で撮影したものです。
ピンクのチューリップがたくさん写っています。
左手前のチューリップにピントが合った状態ですが、
その他の多くのチューリップも形状をとどめており、
チューリップであることがわかります。
背景の山は少ししかぼけていません。
カメラ:70D レンズ:EF35mm F2 IS USM 絞り:F8 シャッタースピード:1/160 露出補正:+1EV
次に、この写真を見てください。F2で撮影したものです。
左手前のチューリップにピントが合った状態です。
その他の多くのチューリップはぼけています。
背景の山も大きくぼけています。
背景をぼかすことでメインの被写体である左手前のチューリップを際立たせています。
カメラ:70D レンズ:EF35mm F2 IS USM 絞り:F2 シャッタースピード:1/2500 露出補正:+1EV
このように、絞り値(F値)の設定値を変更することで写真の印象を大きく変えることができます。
背景をぼかしたい場合は絞り値(F値)を小さくするとよいでしょう。
下の写真のように、広い範囲をぼかさずに撮影したい場合はF値を大きくします。
カメラ:70D レンズ:EF35mm F2 IS USM 絞り:F11 シャッタースピード:1/60 露出補正:+1EV
ここに掲載している写真はこのレンズで撮影しました。
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