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FunFunCutterの使用方法（応用編）

　FunFunCutterのやや応用的な使い方を説明します。FunFunCutterは、バージョンアップのたびに少しずつ機能を追加していますので、 各バージョンアップで追加された機能を順に説明していきます。




Version 2.1で追加した機能
　 Ver.2.1で追加した機能を紹介します。
　 まずはポイントの表示に関する変更点です。 通常は切り取り範囲を指定するポイントは○で表示されるのですが、細かい範囲指定をしたい場合には ○が邪魔に感じられます。


　 右クリックメニューで「ポイントを表示しない」としますと、


　 ポイントの表示が消えてすっきりします。ポイントは表示されないだけで、ポイントの追加や削除、移動といった ポイント操作は表示されている場合と同様に実施できます。細かな範囲指定をする場合にはポイントを表示しない方が やりやすいようです。





　 次はファイルの保存形式に関する変更点です。
　 このように切り取った画像をファイルに保存する場合、以前はJpeg形式でしか保存できなかったのですが、


　 Ver.2.1では、保存ファイル形式をJpeg形式とPNG形式の二種類選べるようになりました。右クリックメニューで 保存できます。



　 Jpeg形式の方がファイルサイズは小さくなりますが、 上の画像の例で言うと、白い背景の部分の一部分は完全な白にはなりません。 PNG形式だと、ファイルサイズは大きいですが完全に白になります。 輪郭部分がきれいに塗りつぶされていないと感じる場合はPNG形式での保存を試してください。



Version 2.2で追加した機能
　 Ver.2.2で追加した機能を紹介します。Ver.2.2ではキーボードの矢印キーでポイントを１ピクセルづつ移動することができるようになりました。 ただし、表示倍率が画面にフィットとなっていますと、この機能は使えません。その場合は以下のようなメッセージが表示されますので、 等倍表示に切り替えてください。

　 この機能をつかえば従来より正確な切り抜き範囲の指定ができることはもちろんなのですが他にも利点があります。 下の画像を見てください。画像の中心付近に緑色のポイントが２点、黄色のポイントが２点あります。 もし、緑色の点を黄色の点に正確に重ねることができたなら、切り抜き範囲を二か所に分割することができるのです。

　 まず、上の緑色のポイントを選択した状態でキーボードの 矢印キーを押して移動させ、上の黄色のポイントにぴったりと重ねます。

　 下の緑色のポイントも同様に下の黄色のポイントにぴったりと重ねますと、切り抜き範囲が二つに分割できました。

　 説明のために表示倍率を画面にフィットに切り替えて、

　 ポイントを非表示にしますと、

　 左上の一匹と下の右下の二匹の切り抜き範囲はつながっていません。

　 このように二つの物体を同時に切り抜くことができます。

　 この機能は、Ver.2.4で改良されています。詳しくは、少し下に記載されている「Ver.2.4で追加した機能」を参照してください。



Version 2.3で追加した機能
　 Ver.2.3で追加した機能を紹介します。
　 以前のバージョンでこのような切り抜きをした場合、


　 保存される画像は周囲の余白をすべて含んだ形で、以下のようになります。



　 なんとなく、周囲の余白部分が無駄なように思えますので、切り抜き範囲のみを保存する機能を付けました。画像の保存（最小範囲）というのがそれです。


　 この方式で保存すると、こんな画像が保存できます。



　 余白込みで全画像を保存する機能も残しています。画像の保存（全画像）で可能です。


　 切り抜かれ画像は全画像の保存しかできません。





Version 2.4で追加した機能
　 Ver.2.4で追加した機能を紹介します。
　 ドーナツ状の切り抜きを考えてみましょう。


　 外枠は簡単に囲えます。


　 以下のように内側の穴部分も囲います。


　 Ver.2.2の新機能で紹介したように、キーボードの矢印キーでポイントを移動してもよいのですが、 ちょっと使いにくいので、Ver.2.4で新たな機能を追加しました。
　 ポイントを選択した状態で右クリックしますと、以下のメニューが表示されます。 今回は、内側の円の上端にある黄色い点を選択した状態で右クリックしています。 右クリックメニューの「最も近い点に重ねる」としますと、 黄色い点から一番近い点、今回はすぐ隣の緑の点が一番近い点なのですが、 黄色い点が、緑の点にぴったりと重なります。


　 こうなります。


　 同様に、外側の円の上端の黄色い点を選択して右クリックメニューから「最も近い点に重ねる」としますと、


　 すぐ左隣の黒い点の位置に黄色い点が移動し、ドーナツ状の切り抜きができました。


　 黄色い点は黒い点と場所が重なっているだけですから、マウスドラッグで移動させることができます。