このアニメーションGIFの作り方を説明します。これはハタタテダイという熱帯魚をモチーフにしています。
なんだか妙にリアルなのですが、これはイラストで描いたものではなく、デジカメ写真をもとに作成しています。
連写機能のあるカメラを使用し、以下の7枚の写真を撮影し、これらの背景を消去し、ハタタテダイの部分のみを
切り抜き、アニメーションGIFとしています。
では順を追って作成過程を説明していきましょう。
まず、写真を撮影する必要があります。
今回は、水族館に出向き、熱帯魚の写真を撮影しました。
デジカメの連写機能を使い、0.25秒間隔で7連写したものです。
連写の間隔や枚数はデジカメの機種によって異なりますから、
実践される場合はお手持ちのカメラで可能な条件で撮影してください。
細かい設定値はそれほどこだわらなくてもよいように思います。
次に、撮影した写真を小さなサイズに縮小します。
写真を縮小するアプリケーションは何でもよいのですが、
ここではデジカメまとめてリサイズを使用します。
フリーソフトなので、無料で使用することができます。デジカメまとめてリサイズの使い方はこちらを参照してください。
縮小サイズは作りたいアニメーションGIFのサイズに合わせてください。
次に、撮影した写真をハタタテダイの輪郭に沿って切り抜いていきます。
写真を切り抜くソフトウェアは何でもよいのですが、
ここではFunFunCutterを使用します。無料で使用できるFunFunCutter無償版もあります。
FunFunCutterの使い方はこちらを参照してほしいのですが、
要するに、下図のように赤いまるで切り抜き範囲を指定すれば、写真を切り抜くことができます。
赤いまるはいつでも自由に動かせるので正確な切り抜き作業ができます。
言葉ではうまく伝えられないのですが、切り抜き作業が快適です。
さて、ここまでの作業で以下の7枚の画像ができました。
おさらいしておきますと、これらは連写撮影したデジカメ写真を小さく縮小し、ハタタテダイの部分を輪郭に沿って切り抜いたものです。
これらをパラパラ漫画のように連続的に見せれば冒頭のリアルなアニメーションGIFの完成です。
では、いよいよアニメーションGIFの作成です。
使用するソフトウェアはGiamです。Giamは古溝 剛さんが作成されたものです。
Giamについては
古溝 剛のオリジナルソフト公開ホームページを参照してください。
ダウンロードもできます。
ここでは、画像を交えてGiamの使い方を簡単に説明します。
Giamはこのような画面です。左上の領域にアニメーションGIFの
コマとなる画像を順にドロップしていきます。
説明をしやすくするためにハタタテダイの画像に①から⑦のナンバーを付けます。
連写した写真の最初が①、最後が⑦です。
コマの順は①②③④⑤⑥⑦⑥⑤④③②です。①からスタートして⑦で折り返し
①に戻ります。こうすることで連続した画像となり、泳いでいるように見えます。
Giamへの画像のドロップもこの順番通りで①②③④⑤⑥⑦⑥⑤④③②とします。
表示ViewとするとアニメーションGIFのプレビューが表示されます。
ファイルの名前を付けて保存としてアニメーションGIFを保存します。
目的とするアニメーションGIFができました。
|