A4用紙一枚にプリントするフォトモザイク
一コマ一コマのサイズ、透過度が異なるタイプのフォトモザイクアート


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一コマ一コマのサイズ、透過度が異なるタイプのフォトモザイクアートを紹介します。


   一コマ一コマのサイズ、透過度が異なるタイプのフォトモザイクアートとは、このようなものです。



 輪郭部分に背景を透過した小さな写真を配置し、輪郭以外の部分に背景を透過しない大きな写真を配置してみました。






作り方の紹介


 まず、いつものようにデジカメまとめてフォトモザイクでフォトモザイク画像を作ります。異なる設定で三枚のフォトモザイクを作り、 それを後で合成するのです。 この画像でやってみましょう。





 一枚目のフォトモザイクはこのような設定にしました。一コマのサイズは幅方向で見るとフォトモザイクサイズの100分の一とし、背景の透過度を50としました。





 この設定で出来上がったフォトモザイクがこれです。一コマ一コマが小さくてよくわかりませんし、背景の透過が過ぎるのでなんだか完成度の低いフォトモザイクです。





   二枚目はこの設定でやってみました。一コマのサイズは幅方向で見るとフォトモザイクサイズの50分の一、背景の透過度を25です。





 この設定で出来上がったフォトモザイクがこれです。上図の「使用可能なコマ数」の欄を確認すると210となっています。 コマとなる写真が210枚ではまともなフォトモザイクはできません。





 三枚目はこの設定でやってみました。一コマのサイズは幅方向で見るとフォトモザイクサイズの25分の一、背景の透過は無しです。





 この設定で出来上がったフォトモザイクがこれです。一コマ一コマははっきりとわかりますが、全体としてみるとフォトモザイクというより、単に写真が並んでいるだけです。





 これら三枚の完成度の低いフォトモザイクをミックスします。背景画像の輪郭部分には一枚目のフォトモザイクを採用し、 背景画像の輪郭以外の部分には三枚目のフォトモザイク画像を採用し、一枚目と三枚目の中間部分には二枚目を採用します。 そうすることで冒頭で紹介したフォトモザイクを作ることができます。これはなかなか完成度が高いと思いますよ。



 この画像はデジカメまとめてフォトモザイクのバージョン1.12.0.0以降と、 モザイクアートミックス工房というフリーソフトで作ることができますからダウンロードしてみてください。

 モザイクアートミックス工房の詳しい使い方はこちらのページを参照してください。






A4用紙一枚にプリントする


 従来の方法、すなわち一コマ一コマのサイズや透過度、色の補正度が全て同じタイプのフォトモザイクですと、 私の経験上では2500コマ以上ないと綺麗なフォトモザイクは出来ないと思います。 2500コマとは縦横50コマです。一方、一コマのサイズは長辺が20mm程度の大きさが欲しいと思います。 20mmより小さいと何の写真を寄せ集めて作っているのかが分かり難くなってしまいます。 20mmが50コマですから1000mmです。長辺が1000mm以上でないと綺麗なフォトモザイクはできないと思います。 1000mmは少しオーバーだとしても、A1サイズで長辺が841mmですから、最低限A1サイズは必要でしょう。
 ところが、今回紹介した方法では、もっともっと小さな用紙サイズでも綺麗なフォトモザイクができそうです。 上で紹介したフォトモザイクを家庭用プリンターでA4サイズに印刷してみました。


 一コマのサイズは大きなもので約20mmありますから、どのような写真を集めて作ったフォトモザイクなのかが一目でわかります。 人前に出しても通用するレベルだと思います。


 従来の方法ではA1サイズなどのやや大きなサイズ、 A4用紙8枚を組み合わせてA1にするとか特殊なプリント方法を想定していたため、 フォトモザイク作成は画像処理の知識のない方には敷居の高いものだったのですが、 ここで紹介した方法であればA4用紙一枚にプリント可能ですから、誰でも簡単にフォトモザイクが作成できるのではないでしょうか。

 印刷用紙は高級なものを使用して下さい。今回の用紙はキャノンの「光沢ゴールド」です。










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