高校文化祭向けモザイクアートを色鉛筆で作る


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このページの解説では以下のソフトウェアを使用します。

名称 使い方の解説ページ ダウンロードページ
デジカメまとめてフォトモザイク 動画解説 ダウンロードページ
エクセルも使います。

このページで作るドット絵タイプモザイクアート


 このページの解説では「デジカメまとめてフォトモザイク」と「Excel 2016」を使用します。

 で示した通り、デジカメまとめてフォトモザイクにドット絵タイプのモザイクアートを作る機能を追加しました。

 デジカメまとめてフォトモザイクは、本来は写真を組み合わせるタイプのモザイクアートを作るためのソフトウェアで、 で示した通り、1万枚の写真を重複なしで組み合わせてモザイクアートを作ることができるというものです。 このページでは1万枚の写真の代わりに12枚の単色の画像を使います。

 大まかな流れを説明します。まず、デジカメまとめてフォトモザイクで、下図に示すモザイクアート画像を作ります。 このモザイクアートは12色の画像を組み合わせることで出来ており、その12色の画像は12色の色鉛筆で塗り潰した紙をスキャンすることで作られています。 このモザイクアート画像の色の配置をCSV形式のテキストファイルに書き出します。 ここまではデジカメまとめてフォトモザイクでやります。 その後、CSVファイルをエクセルで編集して印刷し、手作業で色鉛筆で色を塗っていくことでモザイクアートを完成させます。

 このドット絵タイプモザイクアートは、「ピクセル壁画」、「ビッグアート」、「モザイク壁画」と呼ばれる場合もあります。

色鉛筆で描いたドット絵タイプモザイクアート
画像のクリックで拡大表示します。



 上記の画像を元にエクセルで色名を記した格子を作り、その格子を色鉛筆で塗り潰します。 下図のようなイメージです。このページでは、格子の大きさを1cm角とし、幅3メートル、高さ2メートルのサイズにA4用紙144枚を並べて作る、ドット絵タイプモザイクアートの作り方を具体的に解説します。



 このページで解説しているドット絵は、デジカメまとめてフォトモザイクのコマ画像に、単色の画像を使用することで実現しています。 つまりドット自体が画像です。ドット自体が画像ということは、ドットを普通の写真に置き換えることもできます。それについては㉒以降で示します。






作業の流れ


 で解説した方法と似た方法で作っていきます。 ではエクセルで色を塗りましたが、このページでは手作業で色を塗っていきます。

工程番号 内容 詳細
画材の準備 色鉛筆を使います。
単色画像を作成 色鉛筆で用紙を塗り潰してスキャンすることで単色画像を作ります。
フォトモザイクを作成 デジカメまとめてフォトモザイクでドット絵タイプフォトモザイクを作ります。
CSVファイルを保存 デジカメまとめてフォトモザイクで、コマ画像の位置をCSVファイルに保存します。
エクセルで編集1 セルを罫線で囲んだり、色名の配置を整えたりします。
エクセルで編集2 セルの幅、高さを調整し、何枚に印刷されるのかを検討します。
印刷 印刷します。
画材で塗る 印刷されたセルを色鉛筆で塗ります。
用紙を並べる 塗り終えた用紙を順に並べて完成です。





画材の準備


 以下のように色鉛筆を用意しました。12色です。

  1. しろ
  2. きいろ
  3. ももいろ
  4. きみどり
  5. みどり
  6. ちゃいろ
  7. だいだいいろ
  8. あか
  9. みずいろ
  10. あいいろ
  11. むらさき
  12. くろ

 色は適当に選定しました。近所のホームセンターで売っていた色鉛筆を適当に買ってきただけです。 少ない色数でやる場合でも、白、黒、水色、ピンク、黄色の5色は必要です。 (これはプリンターの色数を見れば分かるでしょう。家庭用のインクジェットプリンターは黒、水色、ピンク、黄色のインクが搭載されていますよね。)

 多い方の色数に制限が有るわけではありません。で示した通り、デジカメまとめてフォトモザイクのコマ画像は10万枚でも大丈夫ですから、色数は10万色でも大丈夫です。 (10万色の色鉛筆は用意出来ないのですが。)






単色画像を作成


 エクセルで以下のように色名と枠を描いて、A4用紙に印刷します。






 色鉛筆で塗り潰します。






 スキャンして画像データに変換します。JPEG形式かPNG形式の画像にしたかったのですが、PDF形式になってしまいました。 スキャナーに付属のソフトの設定で、JPEG形式かPNG形式の画像でスキャンすることは可能ですが、 この時点では思いつかなかったので、PDFファイルを表示したパソコン画面をコピーすることで画像に変換することにしました。






 PDF形式のファイルは編集しづらいので、画面をハードコピーして画像に変換します。 Shiftキーを押しながらPrtScrキーを押します。(キーボードの操作は使用しているPCによって異なる場合が有ります。) これで画面の表示がクリップボードにコピーされた状態になります。
 Windows10に付属のペイントを起動します。






 ペイントの貼り付けボタンを押すと画面のコピーが貼り付けられます。






 ファイルメニューから「名前を付けて保存」「PNG画像」としてPNG画像として保存しておきます。






 選択ボタンを押して、黄色に塗り潰したエリアを選択します。






 右クリックメニューからコピーします。これでクリップボードに黄色のエリアがコピーされます。






 ファイルメニューから新規とします。






 新しいキャンバスエリアが開きますので、サイズを小さくしておきます。サイズ変更として、ピクセルを選び水平方向と垂直方向の数値を入力します。 この数値は先程コピーした黄色いエリアのサイズより小さくなるように、適当な数値を入力してください。決まった値はありません。小さければそれでよいです。






 貼り付けボタンを押せば先程コピーした黄色いエリアが貼り付けされます。






 ファイルメニューから名前を付けて保存としてJPEG形式の画像として保存します。 ファイルの種類は必ず「JPEG」としてください。 今作っているのはデジカメまとめてフォトモザイクのコマ画像です。 デジカメまとめてフォトモザイクのコマ画像はJPEG形式しか対応していません。






 色鉛筆画像.pngをもう一度開きなおし、ももいろのエリアも同様に選択してコピーします。






 「新規」から「貼り付け」とすることで「ももいろ」の画像ができます。






 名前を付けて保存として「ももいろ.jpg」を保存します。






同様の操作で12色の画像を作成し、「カラーチップ3」というフォルダーに保存しました。 全てJPEG形式の画像です。画像の大きさは全色同じでなくても構いません。






完成サイズの想定


 以上の操作でデジカメまとめてフォトモザイクのコマ画像の準備ができました。 デジカメまとめてフォトモザイクの操作に取り掛かる前に、完成サイズをどれぐらいにするのかを考えておきます。

 モザイクアートの完成サイズは、縦横のコマ数と、一コマのサイズが縦横何mmなのかで決まります。 一コマは長方形でもできるのですが、今回は正方形にします。一コマ10mmぐらいが妥当でしょう。 A4用紙の縦横は297mm×210mmです。 上下左右の余白を約20mmとすると、A4用紙の印刷面のサイズは260mm×170mmです。

 デジカメまとめてフォトモザイクの設定値の限界について考えます。 フォトモザイク画像サイズは長辺が10000ピクセルが限界です。 短辺は背景画像の縦横比で決まるのですが、仮に、3:2の縦横比の背景画像を使うのであれば、短辺は6666ピクセルになります。 コマ画像のサイズは最小で10ピクセルが限界です。 ですから、1000コマ×666コマが限界のコマ数ということになります。

 デジカメまとめてフォトモザイクの設定画面を以下に示します。 赤のラインで示したところがフォトモザイク画像サイズの最大値、 緑のラインが一コマのサイズの最小値、 青のラインが縦横のコマ数です。



 これを一コマ10mmで印刷するのであれば、10000mm×6660mm、つまり、10メートル×6.66メートルになりますし、 一コマを30mmで印刷するのであれば、30メートル×20メートルになります。 今回は一コマを10mm角の正方形として考えましょう。一コマが10mmであれば、完成サイズはコマ数の10倍のミリメートル数になります。 分かりやすくメートル表記であれば、コマ数の100分の1のメートル数になります。それを踏まえて、デジカメまとめてフォトモザイクの設定値を決めていきます。

 今回は幅3メートル、高さ2メートルにしようと思いますので、以下の設定にします。






フォトモザイクを作成しCSVファイルを保存する


 デジカメまとめてフォトモザイクの操作についてですが、ドット絵タイプモザイクアートを作る場合も、通常のフォトモザイクを作る場合と同様に操作します。

 デジカメまとめてフォトモザイクの使い方をまだマスターしていない方は、このリンク先にある動画で解説したページを参照していただくのが分かりやすいと思います。

 背景画像を開き、コマ画像リストに先程のカラーチップ3というフォルダーを指定します。



 コマ画像リストに単色の画像が12個追加されました。この画像は先程色鉛筆で塗り潰して作成した単色画像です。



 フォトモザイク設定を以下のようにします。ポイントは以下の4点です。

  • フォトモザイク画像サイズを3000×2000にする。
  • 一コマの画像サイズを10×10にする。
  • 色補正で「背景画像を補正する」にだけチェックし設定値を100にする。
  • コマ画像の選抜方法を「ドット絵タイプ」にする。

画像のクリックで拡大表示します。



 「フォトモザイク」「作成」としてフォトモザイクを作ります。



 等倍で表示するとドットの集合であることが分かります。 手書きで作っていますから色むらが出ており、手作り感の有る画像になりました。



 「ファイル名を配置位置に保存」とします。



 「横3000、縦2000.csv」というファイル名で保存しました。 アイコンを見てもわかる通り、CSV形式のファイルはエクセルで開くことができます。



 フォトモザイク画像も保存しておきました。

色鉛筆で描いたドット絵タイプモザイクアート
画像のクリックで拡大表示します。





CSVファイルをエクセルで編集する


 CSVファイルをエクセルで開きます。



 セルにはコマ画像のファイル名が入力されています。コマ画像のファイル名は「色名」+「.jpg」となっているのですが、「.jpg」が邪魔なので「.jpg」を消去します。 「編集」「検索と選択」「置換」とします。



 「.jpg」を空欄に置換します。検索する文字列に「.jpg」と入力し、置換後の文字列には何も入力しません。 この状態で「すべて置換」ボタンを押します。



 「.jpg」が消えてすっきりしました。



 左上隅のエリアをクリックして全範囲を選択します。



 セルの幅と高さを調整します。100ピクセルにしました。



 色名が入力されているセル範囲を選択し、罫線で格子とします。 セル範囲の選択はキーボードの矢印キーとEndキー、Homeキーを使うと手早くできます。



 格子状の罫線が引かれました。



 「ページ」タブから「印刷タイトル」とします。



 フッターの編集ボタンから、フッターの中央部にページ番号を入れておきます。



 余白を以下のようにしました。余白をいくらにすればよいのかはよく分かりません。計算で出せるのが恰好良いですが、分からないのでページレイアウトモードの画面を見ながらの現物合わせにしました。



 下の赤スプレー部分のボタンからページレイアウトモードに切り替え、左上の赤スプレー部分の緑三角ボタンをクリックして全範囲選択します。 その状態からセルの幅と高さを再確認します。ずれている場合は100ピクセルに調整しなおします。



 「ページ」タブの「拡大縮小印刷」ボタンから拡大縮小を38%にしました。 この数値は画面を見ながらの現物合わせの数値です。A4用紙1ページに17×26のセルが収まるように調整しました。 このような調整を行う場合は、ページレイアウトモードで表示するのがやりやすいと思います。 ページレイアウトモードへは、画面下の青スプレーボタンから切り替えできます。



 保存しておきます。CSV形式では画面のレイアウトや罫線は保存できませんから、Excelブック形式で保存します。



 全部で144ページになりました。一ページだけ印刷してみます。ページ指定を1から1とします。



 文字が小さくて読みにくいです。



 文字が小さく読みにくかったため、文字のサイズを16にしました。 セルをすべて選択した状態で、「フォント」ボタンから変更できます。



 文字の大きさはこれぐらいでよいと思います。






144枚を印刷して色鉛筆で塗る


 ゴールデンウィークの連休中にやる予定です。

 今、2020年4月なのですが、全国に非常事態宣言が発令され、外出自粛という恐ろしい事態になってしまいました。 ゴールデンウィーク中も外出自粛ですから、家にこもって色鉛筆で塗っていきます。


2020年4月18日




塗り潰し作業の状況


 それほど丁寧に塗っているわけではないのですが、A4用紙一枚を塗るのに30分かかります。 A4用紙144枚だと、72時間も掛かることになります。 ちょっと想定外の作業時間でした。みなさんも真似される場合は塗りつぶし作業を甘く見てはいけません。



 何とか54枚塗りまして、上から3行目までできました。 まだ途中段階ですが、下写真をみるとうまくいっていると思います。目や耳の輪郭が良く再現できていると思います。 全8行有りますから、あと5行です。 ゴールデンウィーク中には完成しないと思います。5月末を目標に塗っていこうと思います。


2020年5月3日







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