ここまでの作業でチョコレートのモザイクアートができました。
これで完成としてもよいのですが、折角なのでモザイクアートポスター工房を使ってA4用紙200枚ぐらいに引き延ばして印刷してみようと思います。
A4用紙にチョコレートの写真を敷き詰めるには、チョコレートの写真の縦横の比率をいくらにするのかを考えなければなりません。
直観的に、チョコレート3枚を並べると、A4用紙の縦横比に一致すると思います。
先程のデジカメまとめてフォトモザイクの設定を確認しておきましょう。特にコマ画像のサイズに関する設定が重要になります。
コマ画像の設定の欄を見ると、一コマの画像サイズは幅50ピクセル、高さ23ピクセルとなっています。
縦に3枚並べるとするなら、幅50ピクセル、高さ23×3=69ピクセルとなります。
A4用紙の幅と高さの比率は210:297です。
幅を50として、A4用紙の縦横比にするには高さは
50×297/210=70.7です。
3枚縦に並べて70.7にしたいのですが、3で割り切れる数字にしないといけないので、69とするか72とするかです。
72にします。
チョコレート画像一枚のサイズを幅50ピクセル、高さ72/3=24ピクセルとします。
この場合、縦横比を保つのチェックは外しておかなければなりません。
設定をすべて表示すると下図のようになります。
この設定で作り直してみました。
このようなフォトモザイクが出来ました。5つ上のフォトモザイク画像と大体同じです。
コマ画像を一行だけ保存してみました。
1行分の87個のコマ画像を保存するのに1分ぐらい掛かりました。
1行分の87個のコマ画像を保存するのに要した容量は93.7MBでした。
1行あたり93.7MBで、全208行ありますから、全てのコマ画像を保存するには大体20ギガバイト、保存に要する時間は一行辺り1分で、全208行ですから208分、大体3時間半かかると予想されます。
ちょっと時間が掛かりすぎだと思いますので、70行ぐらいをやってみます。
「コマ画像を自動保存」「指定範囲を補正して自動保存」とします。
0行から70行までやってみます。
一時間ほど待つと保存が完了しました。
000フォルダーが16時40分にできており、
070フォルダーが17時42分にできていますから、0行から70行までを保存するのに約1時間掛かりました。
残りを全部やってしまおうと思いますので、71行から207行までを指定します。2時間ぐらい掛かるでしょう。
207フォルダーまで出来ています。071フォルダーから207フォルダーを作るのに2時間半ぐらい掛かりました。
ファイルサイズの合計は23.4GB、ファイル数18096、フォルダー数208となりました。
ファイルサイズの合計は23.4GB、ファイル数18096、フォルダー数208となりました。
ファイル数とフォルダー数はフォトモザイク設定画面の総コマ数と高さ方向のコマ数に合致しています。
説明が前後しますが、今作業しているパソコンのスペックは下図の通りです。
2018年にDELLコンピュータから購入したノートパソコンで、第8世代Core i5、メモリ8GBのものです。
2020年11月の現時点では、特段優れた性能ではありません。事務作業用の標準的な性能のパソコンだと思います。
本来ならもっと高性能な画像処理に特化したPCを使いたいのですが、この程度のPCでもモザイクアートの作成は可能です。
チョコレートモザイクアートの説明に戻ります。モザイクアートポスター工房でコマ画像とフォトモザイク画像を開きまして下図のように設定しました。
高さ方向のコマ数を幅方向のコマ数の3倍にします。そうすることでチョコレートの画像をA4用紙に敷き詰めることができます。
幅方向のコマ数を6、高さ方向のコマ数を18としました。
その場合の分割数は15枚×12枚で180枚になります。
A4用紙に分割して印刷する場合の全体の印刷サイズは210mm×15枚、297mm×12枚で3150mm×3564mmです。210mmとか297mmというのはA4用紙の縦横のサイズです。
全範囲実行しました。処理時間は2時間ぐらい掛かりました。
右クリックメニューから「並び替え」「日付時刻」「昇順」とし、ウィンドウの幅を調整して一行に15個の画像が並ぶようにすると見やすいです。
ポスター分割した画像を保存したフォルダーのプロパティを見ると、ファイル数は180個、保存容量は3.75ギガバイトです。
ポスター分割した画像一枚のサイズは幅4860ピクセル×高さ6984ピクセルです。
この画像をA4用紙にフチなし印刷しようと考えているのですが、縦横のサイズ比はA4サイズの縦横のサイズ比と微妙に異なっています。
A4サイズの縦横比は210:297ですから、この画像の幅を4860で固定すると、高さは4860×297/210=6873ピクセルです。
この誤差はデジカメまとめてフォトモザイクのコマ画像のサイズを決めるときに発生した誤差です。
A4用紙にフチなし印刷した場合に、なるべく用紙ぴったりに画像が印刷されるようにしたいので、画像一枚のサイズを4860×6873ピクセルに変更します。
デジカメまとめてリサイズで開き、サイズ変更とします。
画像180枚を一気に処理しますからまた少し時間が掛かると思います。
30分ぐらいで処理が完了しました。画像一枚のサイズは4860×6873ピクセルになりました。
画像の並び順は崩れてしまいましたが、これはどうしようもありませんので、印刷する時にファイル名を元に画像の並び位置を判定するしかありません。
これらをA4用紙にフチなし印刷したいわけですが、取り敢えずいつものようにHTMLのテーブルにしてみました。
白枠で囲まれた部分が一枚の画像になっています。画像のクリックで実サイズで表示されますから、どれほどの高解像度で出来ているのかを確認していただきたいです。
私の持っているインクジェットプリンターで、これらの画像をA4用紙180枚に印刷するとインク代がばかになりません。
⑮でA4用紙110枚に印刷した時の用紙代とインク代の合計が11,200円でした。
今回はA4用紙180枚で⑮よりも枚数が増えていることと、⑮よりもモザイクアートの色が濃いですから、印刷には3万円ぐらい掛かるのではないでしょうか。
これは負担できないので一旦保留します。キャノンからインク代の安いプリンターが発売されていますので、そちらを検討してみたいと思います。
|